こんにちは、ガブママです。
我が家のオス犬ガブは、5月10日で8カ月になりました。その2日後の5月12日、とうとう去勢手術を受けてきたのです。
今回は、去勢手術の前日の注意点や当日の様子など実際に体験したことをまとめてレポートします。
愛犬に去勢手術を受けさせる場合、どのような流れになるのか知っておきたいあなた。一例として読んでみてくださいね。
Contents
犬の去勢手術 前日の注意点|食事やお水は何時まで?
ガブの去勢手術がいよいよ明日。1週間前からなんだかそわそわして落ち着きません。
「去勢手術なんて先生は慣れているはず」と思います。でも、万が一のことがあったらどうしようと思ってしまったりもします。
だからこの1週間は、できるだけガブにストレスがかからないように過ごしてきました。例えば、ガブが一人になる時間をできるだけ少なくしてあげたりなどですね。
病院から電話が入り注意事項を再確認
手術予約の際に「手術前日に確認のお電話を入れますね」と伝えられていたとおり、午後になって病院から電話がかかってきました。
予約をした時も説明を受けましたが、前日のこのタイミングで再度注意事項を説明していただけるのはありがたいですね。
他の病院でもこのような連絡をいただけるのかどうかはわかりませんが、今回選んだ病院はこういった配慮もとてもしっかりしているのです。
信頼できる良い病院だなと感心しますし、この病院なら大切なガブの命を預けても大丈夫という安心感が持てました。
前置きが長くなってしまいましたが、肝心の前日の注意点についてお話ししましょう。
去勢手術前日|食事は夜22:00まで
手術前日に注意するのは、「食事の時間」についてです。
<食事>
食事は22:00迄に食べさせその後は絶食させる。
<お水>
お水は明朝6:00迄飲んでよく、その後は絶水させる。
食事は今夜で終わりですが、お水だけは明日の朝まで飲めるので、それだけでもほっとします。
うっかりすると、おやつをあげてしまいそうなので、テーブル等に出ているおやつは一旦しまいこみました。
ガブの食事の時間は、普段は18:30頃なのですが、前日は少し遅くし19:30にあげました。この後長時間食べられなくなるので、ガブの好きなものをたっぷりあげておきました。
更に21:00頃におやつも少しあげました。これが手術前の最後の食べ物です。
その後は、いつもの歯磨き、ブラッシングをしてあげます。21:30頃になるとガブも眠くなってきたようで、ベッドに入りうとうと状態に。
せめてリラックスして寝むれるようにと、照明を暗くし、落ち着ける雰囲気にしてあげました。
明日手術があることを知らないガブ。なんだかだましているみたいでちょっと気が引けます。汗
犬の去勢手術 当日の様子|当日の流れと経過は?
ここからは、ガブの去勢手術当日の様子になります。
去勢手術当日|お水は朝6:00まで
朝は5:50に目覚ましをかけておきました。ガブがお水を飲めるのは6:00迄なので、起きてすぐにお水を飲ませました。
この後長時間飲めなくなってしまいます。だからたっぷり飲んで欲しいところ。でも、なかなかそうもいきません。普段通りの量を飲んでいます。
家は7:30に出ます。ガブちゃん、それまでにおしっこも、うんちもでてくれるといいなぁと思っていました。病院まで車で45分位はかかるんです。うんちも済んでいれば、車内でも落ち着いて寝ていられるでしょうからね。
すると7:30前にしっかりうんちもしてくれました。よかった、よかった。
ガブパパ・ガブママの2人で付き添い
ガブを病院に連れて行くときは、普段は平日にガブママが一人で連れていきます。
ですが、さすがに去勢手術となると、ガブママ一人だけではちょっと心細いです。
手術同意書へのサインも必要なので、手術日をガブパパがお休みの土曜日にして、一緒に行ってもらうことにしました。
来院は9:30迄だけど朝一番に到着
病院からは9:30迄に来院するように言われています。
手術自体は病院のお昼休み時間帯(12:00~15:00)に行われるのですが、事前に健康状態を調べる検査があるので、早めの来院が必要なのです。
なお、この病院の場合、手術そのものは予約できるのですが、手術前検査は予約できず、他の患者さんたちと変わらず先着順になるとのこと。
これはちょっと不便に感じました。手術の時くらいは、優先して診察していただけたらなぁと思うのですが、まぁ、何か事情があるのかもしれませんね。
ということで、9:30迄と言われましたが、朝一番で入るつもりで家を出ることにしたのです。
この病院の診療開始は9:00ですが、受付開始8:30から。受付ノートに名前を書いておき、先着順に呼ばれるシステムです。
予約の際「土曜日は混むので待ち時間が長くなる可能性が高いですよ」と言われていました。
それなら受付開始は8:30だけど、もっと前に着くようにしようということで、気合を入れて早めに出発。
病院に8:15に到着。さすがに誰もいません。一番の到着に成功です!
さっそく病院の玄関の前で待っていたところ、3分もしないうちにスタッフの方が玄関を開けにきました。すると、受付時間前にもかかわらず、躊躇せず中に入れてくれたのです。
この対応には感激しました。この病院にしてよかったと改めて思いました。細かな配慮が行き届いた病院であることに間違いなさそうです。
受付のノートに一番に名前を書いたら、いったん車に戻りました。ガブママは車内で休んでいましたが、ガブパパはガブを抱いたまま近辺を散歩に連れて行ってくれました。
病院にきたことを感づいたのか、ガブちゃんはどうも落ち着きません。消毒の匂いか何かでわかるのでしょうか。外の空気でリラックスしてくれるとよいのですが・・・。
手術前検査
9:00になり診療がスタート。一番に診察室に入ります。
先生は2人いらっしゃいますが、どちらの先生ともガブは初対面ではないので、その点でも安心です。結局今回は、直近の診察で見て頂いた先生でした。
まずは、血液検査等を行い健康状態を調べます。今日手術を受けることができるかどうかを調べます。
診察台にガブを寝かせ、後ろ足から採血をしようとしたのですが、ガブが嫌がってなかなかできません。キャンキャン鳴いて、ちょっと痛そうです。汗
私たちがいるとかえって興奮するかもということで、いったんガブを置いて私たちは待合室に。
しばらくすると、看護師さんがガブを抱いて待合室に連れてきてくれました。結局、後ろ足ではなく、前足の方から採血できたとのこと。
ひとまず良かったです。血液検査の結果が出るまでガブも一緒に待合室で待機します。
検査の結果と手術同意書にサイン
20分ほどして、診察室に呼ばれました。血液検査の結果とガブの健康状態が詳しく説明されます。
数値はほぼ正常範囲で健康そのもの!1カ所だけ高い数値がありましたが、それも問題がない範囲の数値で、本日、手術を受けることができる状態とのこと。
ということで、ガブちゃん、本日の手術が決定です!
待合室に戻り、手術同意書を読みガブパパがサインします。そしてそのまま受付で看護師さんにガブを手渡し、手術に向けてのお預かりとなりました。
この後は、麻酔から目が覚めたら携帯に連絡をくれるとのこと。お迎えは、その後17時位になるでしょうということでした。
後は、病院を信用してお任せするだけです。
「ガブちゃん、頑張って」
不安そうな表情をしているガブにそう声をかけると、私たちは病院を出ていったん家に帰りました。
全身麻酔から目覚めた連絡
15:00を少し回ったころ、携帯に電話が入りました。電話の相手は、執刀医の先生です。
「ガブリエルちゃん、去勢手術は無事に終了しました」とまず一言。
執刀医の先生から直接「無事に終了」という言葉を聞くことができてどれだけ安堵したことでしょう。
ただその後、「思っていたよりも乳歯が多く残っていて9本抜きました」とのこと。
実は私、10本位残っているのではないかと思っていたので、「あ~やっぱり」という感じでした。
先生は料金が大幅に増える旨を伝えてきましたが、こちらとしてはガブの命さえ無事ならいくらかかっても文句はありません。
いずれにしても、ガブの去勢手術は成功です。予定通り17:00過ぎにお迎えにきてくださいとのこと。
いやぁ~よかった、よかった~。
ガブのお迎え
17:00過ぎに再度来院し待合室で待っていると、今度は先生自らがガブを抱いて、診察室へと呼びにきてくださいました。
ガブはちゃんと目を開き、こちらを見ています。落ち着いて先生に抱かれているガブを見て、どれだけほっとしたことでしょう。
「あ~、無事に済んでほんとよかった~。」
ガブを飼い始めた時から去勢手術のことはずっと頭にありましたが、これで一つ肩の荷が下りた思いです。
上の写真は、ガブパパが待合室でお会計を待っている時に撮った写真です。
先程先生に抱かれていたガブは目を開いていましたが、この時はガブパパに抱かれホッとしたのか、目をつむりガブパパに完全に体を預けています。
麻酔の影響もあるとは思いますが、ガブも疲れ切った様子です。私たちが選択した手術ですが、本当にかわいそうに見えてしまいます。申し訳ないことをしてしまったかなという罪悪感も頭の片隅をよぎります。
ガブちゃん、早く元気になって・・・。
首にエリザベスカラーを装着
手術が終わったガブの首には、病院でレンタルされたエリザベスカラーが付いています。
エリザベスカラーとは、一般的にプラスチックでできた大きなエリのような形をしています。動物が術部をなめることができないように、首に巻いておく保護具です。
大昔のエリザベス女王の肖像画で首に大きなエリが付いているよう画を見た記憶はありませんか?
実際に呼び名はここから来ていて、エリザベスカラーの「エリザベス」は、エリザベス女王のエリザベス、カラーはえりのことなのだそう。
見ようによっては、「エリマキトカゲ」の襟に見えなくもありませんけどねw。
エリザベスカラーのサイズは体形に合わせて色々あります。1.7㎏のガブがしていたのは小ぶりなエリザベスカラーでした。また、色付きのものもありますが、ガブがしていたのは透明です。
この時のガブは、エリザベスカラーがついていても、まったく違和感がないようでした。大人しくしていました。
ですが、あとから思えばこの時はまだ手術直後でガブもぼーっとしていたのでしょう。
術後に自宅看護で気を付けること
術後について、先生からいくつか説明を受けました。
●自宅での薬投与の必要はなし。
手術中に2週間効く抗生物質を打っているので、自宅で薬を与える必要はないとのことでした。
自宅で薬を与えると思っていたのですが、その必要がないと聞いてまた肩の荷がおりました。
病院によっても取扱いが違うようなので、気になるようでしたら予め確認しておくとよいですね。
●痛み止めの薬投与の必要なし。
24時間効く鎮痛剤を打っているので痛み止め薬を与える必要はなし。また、通常は24時間たって効果が切れる頃に痛がることはないとのこと。
●2~3日後に術後の経過を見せる。
2~3日したら、術後の経過の診察と消毒を兼ねて来院してくださいとのこと。
●抜糸は1週間後
無事に経過すれば、1週間後に抜糸を行うので、来院してくださいとのこと。
●エリザベスカラーは外さない。
基本的に抜糸までエリザベスカラーは外さないで過ごすようにとのこと。
術部を舐めてしまったり、縫合している糸をちぎってしまう可能性があるため。
●食事は普段通りのものをあげてよい。
家に帰ったら、夕食から普段の食事を与えてよいとのこと。
念のため、お会計の時に看護師さんに再確認したところ、今晩最初は水から与えて、その後様子をみながら少しづつフードを与えてみてくださいとのこと。
●お散歩もしてよい。
エリザベスカラーでストレスを感じているので、お散歩をさせてよいとのこと。
以上このような説明を受けました。
上記中、術後に私たちが注意したい一番大事なことは、「エリザベスカラーを付けたままで過ごすこと」ですね。
「それなら楽勝!」とこの時は思いました。
でも、まさか数日後にエリザベスカラーで悩むことになるとは、この時は思ってもいませんでした。
⇒犬がエリザベスカラーを嫌がる時の対処法は?
乳歯遺残9本の抜歯
最後に先生が、手術中に抜いたガブの乳歯を9本を見せてくれました。
「記念に持っていきますか」と聞かれたので、「はい、もちろん!ください!」と即効で答え、いただいてきたのがこちらです。
小さいのは上の前歯ですね。
二重に歯が生えていましたから(^^;
ちびなのに、牙のような犬歯(?)もあります。これも乳歯なのか~汗。
これで残った乳歯はありません!歯周病等の心配も減りました。
よかった、よかった。
まとめ
ガブを飼い始めた時から、去勢手術をするかどうかはずっと頭にありました。
去勢手術のメリット・デメリット等を勘案し、私たちはガブに去勢してもらう道を選択しました。
これが正解かどうかはわかりません。ですが、手術することを決めてからは、病院選びや手術のための準備など、最善のことは尽くしたつもりです。
おかげさまで手術は無事に成功しました!
ただ一週間後の抜糸まで気が抜けません。
ガブはかなりやんちゃな法なので、術部をなめたり、糸をちぎらないように細心の注意をはらわなくては!
まだまだ気を緩めることができませんが、ひとまず手術が無事に済んで、ほっとしました。
ガブの去勢術後の経過や様子についても、この後紹介していきますね。
【次の記事】⇒ 犬の去勢手術後の様子(当日・2日目)元気がないけど大丈夫?