こんにちは、ガブママです。
犬や猫を飼う人の多くは、「ペットの避妊や去勢をどうすべきか」と悩んだことがあるのではないでしょうか?
私たち夫婦もガブを去勢すべきかどうかとっても悩みました。
結論を先に言ってしまえば、先日、ガブは8カ月になった直後に去勢手術を受けました。
ガブの去勢手術に当たっては、去勢のメリットやデメリット、去勢の時期はいつがよいのか、去勢にかかる費用や時間など色々調べました。
これからペットの去勢を考えているあなたの参考にしていただける部分があるかもしれません。以下にまとめておきますね。
Contents
犬の去勢手術の方法とメリット・デメリットとは?
犬の去勢手術の方法とは?
犬の去勢手術とはよく聞きますが、どのような方法で行うのでしょうか?
平たく言うと、犬の去勢手術とは、精巣(睾丸)を外科的に切除する方法です。
もう少し言うと、陰嚢の少し上(腹側)を切り開き、その中にある精巣をここから取り出す手術です。
手術をするにあたっては、全身麻酔をかけることになります。
犬の去勢手術のメリット・デメリットとは?
犬の去勢手術をすべきどうかを検討する場合、真っ先に確認したいのが去勢のメリットやデメリットでしょう。
口コミ等を見ると、病院によってはメリットしか言わない病院もあるようです。ですが、私たちから医師に聞けば、どの医師もデメリットまで答えてくれるでしょう。
実際にGOサインを出すのは飼い主の私たちです。去勢のメリットだけでなく、デメリットやリスクもしっかりと確認した上で、去勢手術を行うか否か検討しましょう。
まずはメリットの例をまとめてみました。
去勢のメリット
- 男性ホルモンが影響する病気の予防になる。例えば、前立腺肥大・前立腺がん・肛門腺周囲種。
- オス犬特有の各種問題行動が緩和される。例えば、他の犬の排尿の匂いによる徘徊行動がなくなったり、オス犬同士のけんかやマーキングが少なくなる。
- 攻撃性が低下し、性格が穏やかになる。
- しつけや訓練がしやすくなる。
次は、デメリットの例です。
去勢のデメリット
- 食欲旺盛になり、太りやすくなる。
- 生殖器を切除するため、繁殖させることができなくなる。
- 全身麻酔をかけるため体に負担がかかる。
なお、去勢手術を行うと性格がおとなしくなるという説もあるようですが、専門の書物によるとそれは勘違いで、去勢しても性格が変わることはないそうです。
去勢すると、オス・メス、中立の立場になります。だから、メスをめぐる争いや、発情中のメスの匂いなどに興味がなくなり、一見性格がおとなしくみえるようになっただけなのだそうですよ。
去勢しても犬の性格そのものは変わりませんが、飼い主との絆がより強くなる傾向にあるとのことでした。
犬の去勢手術の時期はいつがいいの?
犬の去勢手術をする時期は、性成熟する前、一般的に生後6ヶ月頃がよいと言われているようです。
性成熟前に手術すれば、性ホルモンや生殖器関連の病気のリスクが軽減されるのだそうです。
実際我が家の場合、ガブの去勢手術をする前に、「去勢手術をする時期はいつ頃がよいですか?」と3つの病院で聞いてみました。
すると、2つの病院で「6ヶ月頃」、1つの病院で「6~8カ月の間」と言われました。
いずれにしても個体差があります。ペットの去勢手術を検討している場合、手術に最適な時期について、あらかじめ病院で確認しておきましょう。
犬の去勢手術の費用はどのくらい?
犬の去勢手術は、どの位の費用がかかるのでしょうか?
病院によって変わってきますが、ここでは私が実際にガブの去勢手術のために病院からいただいた計画書の内容をご紹介します。
【推定入院期間】
- 日帰り
【内訳】
- 再診料 800円
- 血液一般検査 2800円×1回
- 術前スクリーニング 2600円
- 麻酔料 7000円~
- 去勢手術料 6000円~
- 手術中監視装置使用料 3000円
- 注射料 2000円
- 内服料 2000円
- その他
合計 29,000円
【乳歯抜糸】
- 1500円×本数
「乳歯抜歯」は、去勢手術で全身麻酔をかけるので、そのついでに乳歯も抜いてしまいましょうというものです。
抜けるはずの乳歯が残ったままになっていると、今後歯周病等になるリスクがあるのだそうです。
実際に去勢手術でかかった費用は?
今回実際に支払った去勢手術分の費用は、計画書どおりで29,000円。
更に合わせて行った乳歯抜歯分の費用は、なんとは9本も残っていたため、1500円×9本=13,500円。
合計で29,000円+13,500円=42,500円を支払ってきました!
う~ん、乳歯が9本も残っていたのですから仕方ないですね。
去勢手術にかかる時間は?
犬の去勢手術を受ける場合、どのくらいの時間がかかるのかは気になりますよね。
まず、手術は病院によって日帰りだったり入院だったりしますが、この病院の場合、去勢手術は「日帰り」とされていました。
また、病院のお昼休みの時間(3時間)を利用して、手術を行うということでした。
実際にガブの去勢手術で私たちにかかった時間を言えば、手術当日、朝一番の9:00に病院に入り、いったん外出し、午後5時頃お迎えとなったのです。
というわけで、ほぼ1日がかりですね。
もちろん病院によって変わってきますから、あくまで参考程度にみておいてくださいね。
去勢手術の流れはどうなる?
去勢手術を受けるにあたり、予約から抜糸まで、一連の流れはどうなるのでしょうか?
一例として、ガブが手術を受けた病院の「去勢手術の流れ」をご紹介しますね。
(1)予約
電話又は来院にて、去勢手術の予約を入れます。
(2)手術前日
食事は夜21:00まで。その後は絶食させます。
(お水は翌朝6:00までOK)
(3)手術当日(犬を預ける)
お水は朝6:00まで。その後は絶水させます。
午前10:00迄に病院につれていきます。
手術前に、健康状態・病歴・ワクチン接種の有無・血液検査等を行います。
その結果、手術ができる状態であれば、手術同意書を書いて、犬を預けていったん帰ります。
(4)手術当日(犬のお迎え)
病院の昼休み時間帯に手術が行われます。
去勢手術は基本的に日帰りで、麻酔から目覚めたら携帯に連絡が入り、それからお迎えにいきます。
抜糸まで1週間あるので、その間のケアの説明を受けます。
(5)自宅看護
薬や痛め止めは病院で処置済みの為、自宅で薬を飲ませる必要はありません。
ただ、術部を犬がなめないようにするため、病院でレンタルされたエリザベスカラー(首に巻くもの)を基本的に1週間外さないようにします。
(6)手術の2~3日後
病院に行き、術後の経過を診察、消毒などをしてもらいます。
(7)抜糸(手術の1週間後)
病院に行き、抜糸となります。
抜糸後、術部の状態によっては再診が必要になることもあります。
以上、去勢手術の一連の流れの例でした。
まとめ
犬の去勢手術については、賛否両論あり、「可愛そう」「自然にまかせた方がよい」と否定的な意見の人も少なくありません。
自分の可愛いわんちゃんに去勢手術を受けさせるべきかどうか、非常に悩むところだと思います。
今回ご紹介した去勢手術のメリット・デメリット等を再度よくみていただき、わんちゃんと飼い主であるあなたにとってよりベストな道を選んでくださいね。
【次の記事】⇒ 犬の去勢手術体験談 手術前日の注意点と当日の様子をレポート!